公立中学と私立中学の違い

中学受験をするということは、普段生活している学区にある公立中学校ではなくわざわざ授業料を支払って地率中学校への進学を選択するということを意味します。では公立中学校と私立中学校では一体どのような違いがあるのでしょうか。まず第一に私立中学校に通うには学費が掛かります。公立中学校の場合は学費はかかりません。これが最も大きな違いですが、全ての違いの元でもあると言えるでしょう。公立中学校に通うのはその学校が設置されている学区に居住するすべての子どもが対象になりますが、私立中学校の場合はその学校への入学を希望する者の中から選抜されたものに限られます。つまり生徒の質も最初から異なっているということになります。中学受験のために多くの小学生が早い段階から受験準備に励むのもこのためです。どうしてそこまで準備に励まなければならないかと言えば、教員の質も根本的に異なるからです。公立学校の先生は言ってみれば公務員であり、どのような仕事をしていても身分が保障されています。しかし私立中学校の先生は勤務する中学校が低迷し廃校となれば生きる術を失ってしまうことになります。それだけに非常に熱心に生徒の指導に当たってくれます。まさに親身になって子供の面倒を見てくれるのです。進学にせよ生活面にせよその指導に向かう姿勢は公立中学校の先生とは根本的に異なるのです。こうした質の高い教育が受けられるからこそ、多くの子どもが中学受験に挑むのです。