受験に必要な費用とは
中学受験には通塾費用がかかります。
一般的には小学校3年生の終わりごろから中学受験塾に通い始める人が多くなっています。
結果学年によって費用も異なってきます。
具体的に学年別で見てみましょう。
3〜4年生
塾に慣れ、ペースを掴むといった意味合いが強く、週に2〜3回程度の通塾で費用も月に3〜4万円程度を見込んでおけば大丈夫でしょう。
5年生
通塾が本格化し、夜にお弁当が必要な塾も多くなります。
費用は月に4〜5万円程度かかります。
また、夏休みや冬休み、春休みの季節講習代として年間30万円程度見込んでおく必要があるでしょう。
6年生
出費が多くなります。
月額の塾代は5〜6万円前後、その他に季節講習代がかかり、志望校別の講座を受講するとその分出費がかさみます。
また、入試に際しては、受験校数が増えれば増えるほど、支払いが増加します。
また、あらかじめ中学受験の際にスケジュールを組んでおく必要がありますが、入学金の返還については、一度支払うと返ってこない場合もありますので、よく調べておきましょう。
中学受験のために1日4時間勉強して偏差値40台から50台後半になった星山(仮名)さんの中学受験体験談
私が中学受験をしたいと思ったのには、別に何か理由があったわけではありません。
5年生になったら、同じクラスの人が何人か中学受験の準備を始めたと聞いて、私もなんとなくやってみたいと思ったからです。
親は公立中学校へ進めばいいんじゃないかと最初は乗り気ではなかったのですが、最後は祖父が応援してくれて、6年生から塾へ行かせてもらえることになりました。
でも最初は授業についていくのがとても大変で、偏差値も低くて、これじゃとてもじゃないけど第一志望に受からないと思いました。
だから夏休み明けから、毎日学校から帰ったら、できる日は4時間も勉強して頑張りました。
一生懸命にがんばったおかげで、第一志望に合格することができたので、祖父もとても喜んでくれたことがうれしかったです。
中学受験に合格するためには
中学校は、言うまでもなく義務教育の一環として組み込まれているものです。
そのため、本人の希望にかかわらず中学校での教育は国民の義務とされています。
そんな中でも注目を集めているのが中学受験です。
中学受験とは、その名の通り中学校に入学するために入試を受験するというもので、受験に合格することを目標とした様々な勉強法が各方面から求められています。
中学受験に合格するために必要とされるものは、基本的には学力です。
これは、中学受験に限ったことではなく、資格試験や入試など「受験」と呼ばれるもの全般的にいえることですが、ここで重要となるのが、中学受験を受けるのはまだ精神的にも肉体的にも幼い「子供」であるという点です。
中学とは先述のように義務教育ですから、通常であれば何も受験などをしなくても入学できる場所ですが、そこを敢えて入試を受験するということは、幼い子供からすれば非常に大きなプレッシャーであるともいえるでしょう。
そんなプレッシャーを乗り越え、受験本番で実力を発揮して合格するためには、ただ学力があれば良いというわけにはいきません。
そこには、運というのも多分に関係してきますが、常日頃から平常心でいるためのメンタル的なトレーニングも大きなポイントであるといえるでしょう。
中学受験は、義務教育の一環である中学校に入学するための受験ですから、仮に入試に不合格になったとしても必ずどこかの中学校に入学することはできます。
大学や高校の入試の場合、受験に失敗し不合格になってしまうと浪人生活をすることになってしまいますが、中学受験の場合は決してそのようなことはありません。
とはいえ、だからといって受験に合格しなくても良いということにはならないのが中学受験です。
やはり受験をするからには合格しなければ意味がありませんし、勉強してきたことを意味のあることにするためにも、中学受験に合格することはひとつの目標である以前に大きなテーマであるともいえます。
そのためには、ただいたずらに問題を解いて教科書を読むというだけではやはり不十分です。
大切なのは、問題を理解する学力に加え、平常心で試験に望むためのメンタルの強化なのですが、こうしたトレーニングができる方法として最適なのは、やはり学習塾で学ぶということでしょう。
もちろん、学習塾であればどんな場所であっても良いというわけにはいきません。
メンタル面が強化されても入試で合格点をとれるだけの学力が身に付かなければ意味はありませんし、逆に学力があっても精神面に弱さがあれば、やはり合格には結びつかないものです。
こうした両面から強化できるだけのカリキュラムが用意されている学習塾であることが、中学受験の合格のための勉強法としては求められるニーズであるといえるでしょう。
中学受験とは、とかく周囲からの理解もなかなか得られないものですが、学習塾とはこうした保護者側の理解者としての側面もありますので、大いに活用していきたいものです。
(参考⇒中学受験)